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10月27日(水)に 3rd Album「開けてみればベン斉藤」 のリリースが正式決定したシンガーソングライター「ベン斉藤」さんですが、制作レポートのラストはジャケット制作についてお話をしたいと思います!
デザイナーに「林 康行」さんをお迎えして、筆者とベン斉藤さんの三人でweb会議を行ったのが8月中旬頃でした。実は林さん、デザイナーでありながらシンガーソングライターとしても活動されていて、当スタジオをレコーディングでご利用いただいたことがご縁で知り合い、今回お仕事をご一緒させていただきました♪
事前にベン斉藤さんへジャケットの構想を確認して、web会議がスムーズに進むように各ページの参考になる絵コンテを用意させていただき、それらの資料を基に打ち合わせを進めていきました☆
web会議当日にはまだ撮影が行われていなかったため、各写真の構図や表現したいものなども絵コンテでお伝えし、林さんからも「作品のコンセプト」や「どういった思いを込めて制作していますか?」などの確認がありました。作品を制作する上でこのような確認はとても重要で、アレンジでも音色や旋律が変わるように、デザインでも書体や文字の大きさ、写真でも撮り方が変わってきたりします。
その点を林さんからベン斉藤さんに丁寧にヒヤリングいただき、撮影も柔らかさ、優しさ、あたたかさを大切に進めていく予定であることをお伝えしました^^
撮影に先行して文字データをテンプレートへ入力していく作業があるのですが、フォントの選定にも4パターンご提案をいただき、関係者全員が同じフォントを希望したのでスムーズに選定もおわりました。
その後、ブックレットの中に表記する歌詞データをこちらからお送りして配置していただいたのですが、その見やすさにびっくりしました。当スタジオとして流通タイトルは20作品以上制作してきておりますが、今までとはまた違った文字の見やすさで、スーッと言葉が入ってくるような、そんな感覚を覚えました。
林さんへその感覚をお伝えしたところ、やはり細かい部分まで丁寧に作業してくださっていることが分かり、良質なものは時間や技術が支えていることを改めて確認できました。同様にCD盤面や帯データなど写真が無くても進められる作業を9月上旬まで進めていただきました。
これらのやり取りは基本メールで行っていたのですが、林さんの人柄もあってか一つ一つの文面や処理内容がとても丁寧で、当スタジオとしても勉強になるような点が多々ありました♪
ジャケット撮影が終わり、各画像データが揃ってからは本格的なジャケット制作が開始されました☆メインジャケットや盤面の文字の当て方は林さんからご提案をいただいたのですが、デザイナーさんならではの視点というか、良い意味で筆者やベン斉藤さんの中にないアイデアを出していただき、とても素晴らしい構図になったと思っています♪
盤面こそシンプルなデザインになっていますが、作品タイトルの「開けてみればベン斉藤」に繋がる伏線をブックレットに施していただきました。その他のレイアウトについてもその都度ご提案をいただきつつ、ベン斉藤さんのご要望に近づけられるように作業してくださいました☆
また、最後に誤字脱字をチェックするのですが、毎回文字データはアーティストさんにご用意いただいたデータをまずは当スタジオと一緒にチェックしてからお送りするのですが、それでも今回は誤字が多く修正作業にとても時間がかかってしまいました。
それでも快く、根気強く修正作業に付き合ってくださった林さんには本当に感謝しております☆お蔭で素晴らしいジャケットデザインが完成いたしました!既にジャケット画像は公開されておりますが、リリース後はぜひCD商品をお手に取っていただき、細部まで作品全体のあたたかさ、やわらかさを感じていただければと思います^^
今作は不思議と「優しい時間」を感じることが多く、ジャケット撮影ではカメラマンのコセさんにお世話になりましたが、コセさんの人柄溢れる「和やかな雰囲気」で撮影は進み、林さんからも細部まで丁寧に制作してくださった「優しくて柔らかいお気持ち」を感じ、本作の主役であるベン斉藤さんも温厚なお人柄で「あたたかい空気」を常に感じながらレコーディングも進んでいったので、全てが一つの輪(和)で繋がったような、そんな作品になったと感じています。
ベン斉藤さんの3rd Album「開けてみればベン斉藤」、10月27日(水)に全国リリース&音楽配信リリースされますので、一人でも多くの方に聞いていただき、皆さんの心に「Love & Peace」のメッセージが届けばと思っています。
(文/村瀬 宏志)
↓「開けてみればベン斉藤」のトレーラー動画はこちら↓