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「JUK-CHO」さん初の音源が完成しました!作品タイトルは「居場所」で決定!!レポート最終回の今回はボーカルのレコーディングやミックス・マスタリング作業についてレポートを書いていきたいと思います! ♪
各楽器のレコーディングと仮ミックスまで作業が進んでおりましたが、9月末にボーカルレコーディングを行いました☆
JUK-CHO さんだけではないのですがレコーディング当日は緊張される方が多く、なるべく歌いやすい雰囲気を作ることも大事だったりします。レコーディングあるあるで言えば、本番テイクよりも練習テイクの方が良く録れることがあり(良い意味でリラックスしているため)、この日も練習テイクを全て残した上で本番テイクを3~5テイクほど録っていきました♪
練習されてきた甲斐もあってか、初めてのレコーディングとは思えないほど順調に録音作業が進んでいき、ほどほどの緊張感は保ちつつ JUK-CHO さんの伸びやかな声やビブラートも綺麗に録れたので、レコーディングとしてはご本人の今出来る最大限は引き出せたと思っています!
ご本人も歌い終えた後「今の自分にはこれ以上の声は出せません」と仰っていたので、全てを出し切って録れた声に込められたお気持ちをお預かりした上で、当スタジオとしてもその後の処理を丁寧に施していこうと思いました^^
その後、テイク選びの作業を進めていきましたが、これが中々難航しました。ボーカルテイクは「上手なら良い」という単純なものでは選べなくて、前後のつながりや各フレーズの表現を確認しながら選んでいきます。
他にも素晴らしい表現が違うベクトルで2テイクある場合、どちらを選ぶかでその後ろのテイク選びにも影響が出てきます。例えば、優しく、柔らかく表現している後に急に力強いテイクが出てきてしまうとミスマッチになってしまうように、声の流れというものはとても大事だったりします。
JUK-CHO さんは真っすぐな歌心をお持ちだったので、最終的にはそれを基準に歌詞に込められた思いをまっすぐに表現されているテイクを選んでいきました。その後、エディット作業を順々に施していき、ボーカルテイクも無事に完成☆
ボーカルテイク完成後はそのテイクを聞きながら仮ミックスまで進めていたデータを確認し、各楽器やトラック毎に再調整を行いました。ボーカルが入ることで今までと聞こえ方が変わってきたりするので、パンニングをはじめ各EQやコンプレッサーの値を調整することで、より声もサウンドも引き立つように処理していきました♪
ミックス作業が終わり、いよいよマスタリング作業に入っていきました☆マスタリング作業というのは最終的な音を決定する工程のため、細かい部分まで確認を行うとても重要な作業だったりします。
本作ではシングル曲「居場所」はフルアレンジ、カップリング曲の「ひとつ」はピアノアレンジと、曲数こそ少ないものの目指している音に仕上げるまで少しお時間をいただいてしまいましたf^_^;
アレンジを含めて当スタジオで制作している場合、アレンジの観点から目指している音とお客様ご要望の音をどこまで共存させながら良質な音源に仕上げていくか、ということが重要になってくるのですが、文字通り「0.1db上げるか下げるか」みたいな作業をマスタリングEQをはじめ、マルチバンドコンプレッサー、マキシマイザーなど各プラグインで調整するポイントがいつも以上に多く、予定していた作業時間を大きく超えてしまいました。
それでも JUK-CHO さんからは「そこまで熱意を持って作業してくれるのが嬉しい」と仰っていただき、時間を気にせず制作できる当スタジオの目玉ともいえる「一曲入魂パック」でご提案さしあげていて改めて良かったと感じました☆お蔭さまで納得の音源が完成しました!!
JUK-CHO さん初の配信音源「居場所」は近日中にリリースを予定しております☆他の流通配信タイトルと同様に正式なリリース日が決まりましたらブログにてご紹介させていただきます♪
今後ともfeel at home Musicをよろしくお願いいたします☆(文/村瀬 宏志)